お彼岸も終わり、季節はめっきり秋の様相を呈しておりますが如何お過ごしでしょうか。
さて、突然ですがお墓参りの際に何をお供えしておりますか？
お花やお線香などご家庭によって様々ですが、実は理想的な考え方があります。
お参りの際のご参考になると思いますので、是非ご覧くださいませ。
目次
五供（ごく）
お墓というのはご先祖様に安らかに眠って頂くことはもちろん、敬う気持ちも大事ですよね。
考え方は仏教に基づいており、下記の5つをお供えするのが理想と言われております。
香（こう）
文字から推測できるとは思いますが、お線香をお供えすることです。
お線香を焚く理由としては、身と心を清めることにあります。
この状態となることで、ご先祖様へ真摯な気持ちでお参りすることが出来るのです。
ただし、付いた火を息で吹きかけて消すのは良くないとされているので、手のひらで風を送り消すようにしてください。
※仏教では息は穢れたものとされているため
花
お花を生けることです。
このお供え物は感謝の意を表する、という意味があります。
見た目の華やかさはもちろん、仏教の教えで奇数本を供えると良いとされています。
灯燭（とうしょく）
「火」の漢字が入っていることから蝋燭に火を灯すことを意味します。
照らす意味合いと暗い煩悩を捨てて明るい悟りに至ることの意味もございます。
こちらも香と同様、消す際は手のひらで風を送り消すようにしてください。
浄水
水、またはお茶をお供えすることです。
これはお供えした人の心を浄化するという意味があります。
この状態となることで、ご先祖様へ清らかな気持ちでお参りすることが出来るのです。
飲食（おんじき）
読み方が特殊ですが、お菓子や果物をお供えすることを意味します。
これにより、お供えした人が今現在生きていることの感謝の気持ちを表しています。
置く場合は半紙の上に置くと良いとされています。
まとめ
お墓参りは感謝の気持ちのみならず、敬意を表することの意味があります。
各ご家庭によって異なるとは思いますが、五供を意識したお供えを是非実践してみて下さい。
さいごに
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